前回は、アメリカのレーシック市場のここ数年の価格変遷と症例数の動きについて簡単に紹介しました。レーシック先進国であるアメリカが辿ってきた道は、そのまま数年後の日本も辿っていく可能性があるので、とても興味深いですね。
アメリカでは急激な低価格化⇒新技術の導入とともに価格が上昇⇒症例数の更なる増加という動きとなっています。今の日本は、その最初の段階である「急激な低価格化」が目立っているように感じます。
僕がレーシックを知った頃は、両眼手術で50−100万円というのが当たり前でした。「これは当分できないな・・・」と思ったことを思い出します。しかし、僕が実際に
神戸クリニックで受けたときは20万円台でしたし、今ではクリニックによっては10万円代の前半で手術できるところもあるようです。
それに伴い、各クリニックはレーシックの知名度上昇と合わせて、症例数をグングン伸ばしているところです。今ですと毎年20万症例ほどですが、毎年10万症例以上の伸びが予想されています。しかし、アメリカの流れを見ていると、この症例数の成長が一時的に止まってしまうことも考えられます。
「こんなに安くて大丈夫だろうか」
「やはり最新の設備とサービスを受けるには、ある程度の手術代金は必要だろうな」
など、「ただ、安く手術したい」と思う割合が、これから徐々に減っていく可能性がありますね。僕の場合もそうでした。
神戸クリニック以外にも選択肢はあったのですが、価格ではなく、自分自身が感じる信頼感や安全性で選んだ結果、このクリニックになりました。
アメリカの市場のここ数年の動きを見たら、日本の今後のレーシック市場の伸びは大きいものだと予想できますが、最近の低価格化の影響がどのようにでてくるのか、今後注目して見ていたいと思います。